西の森の酒場。

僕はここでウィニーさんと生活している。

夜の酒場の手伝いをすることで、今は経営していない宿の一室を貸してもらい、

僕はここで剣術の稽古をしながら日々を過ごしていた。

ウィニーさんは僕の住んでいた国が消滅した時に助けてくれた恩人だ。

なんとか恩に報いたいと思っているのだが、ウィニーさんは変態で

恩をセックスで返せみたいな人なので、あまり返したくは無い。

美人なのに変態なのがもったいない。昨日も風呂を覗かれて…

 

はぁ…、はぁ…

「よし…素振りが終わったぞ」

日課の朝の素振り1000回を終えて、僕は朝食を食べにウィニーさんの酒場へ行く。

好きに食べ物は食べていいと言われているので、いつも通り貯蔵庫のハムに

ぱくつかせてもらった。

この後は、ランニング、腹筋背筋腕立て100回ずつを3セットをすると、

調度酒場の手伝いをする時間になる。

「……いいのかなぁ」

この生活は悪くはないが、いつまでもウィニーさんに甘えてここに置いてもらっては

騎士見習いの自分としては情けない。

ウィニーさんは長生きする魔女だから、一人の人生を養うくらいどうということはない

と言っていたが、それでも申し訳がない。

いつかここを出て行こう…。僕は騎士として仕える国を探すんだ…。

そう決意した時、ウィニーさんが起きてきた。

「おはようベレット、毎日精が出るわね、出したいわね」

「おはようございますウィニーさん。朝から何を言ってるんですか」

この時間に目覚めるのは珍しい。ウィニーさんはいつも夜中まで酒を飲んで

ぐっすりと昼まで爆睡してるのが日課だからだ。

「いい酒が飲めたの、昨日はホーソンが頑張ってたから」

「連隊長が?」

ウィニーさんは遠くにいるホーソン元連隊長となんらかの手段で連絡が取れるらしい。

なんでも、昨日はある幼女といちゃいちゃすることに成功したとか。

何やっているんだ連隊長…。

「こんなパッチリ目が覚めると退屈だな」

「たまにはいいじゃないですか?何ならトレーニング付き合います?」

「うん、突きあう」

「…絶対違う意味で言ったでしょ」

しかし、ウィニーさんは結局トレーニングに付き合ってくれた。

そのうち、たまには自分も運動するとか言って運動しやすい格好に着替えてきた。

なにやら不思議なデザインの服だった。体操着とぶるまぁ、とかいうらしい。

いつもの黒いローブ姿からは新鮮だが、ウィニーさんの扇情的なボディラインが

強調されて、なんだか目のやり場に困った。

 


ぜぇ…、ぜぇ…、ぜぇ…

「だ、大丈夫ですかウィニーさん?」

「ひさ…し、ぶりに…からだ…動かすと、なんか…全身の骨が…」

この人は何年運動していないのか。魔法に頼る習慣があると身体がなまるのは当然だ。

「お水が飲みたい…」

「はいはい」

お店のグラスを勝手に使って、井戸水を組む。

ウィニーさんは水を受け取るとぐいっと飲み干した。酒も同じペースで飲むから恐ろしい。

少しこぼれた水が顎からつつーっと垂れるのが艶かしくなって見ててはいけない気分にさせる。

「付き合ってくれと言ったのは僕ですけど、運動までしなくてもいいんですよ?」

「見てるだけじゃ退屈なのだよ。しかし、久しぶりに流す健康的な汗も悪くない」

「ははは、汗だくですね………っ!?」

「どうしたの?」

今気づいたが、汗でウィニーさんの服が透けている!?

しかもウィニーさんは中に何も着ていないのか、桜色の乳首が服の下から自己主張していた。

「サリーにやらせては見たけど、一ヶ月もこんなことをしてたら死んでしまうわね」

そう言いながらウィニーさんがこっちに近づいてくる!?

意識してなかったけど、動くたびにおっぱいがたゆんたゆんと揺れてる。

「君も筋肉とか結構ついてる?」

「え?ひゃあっ!!」

ウィニーさんが僕の身体をまさぐってきた。服の中に手を突っ込まれて

お腹や胸や脇をなで上げられる。手つきがいやらしい。ぞ、ぞくぞくするぅ…

それだけじゃない。背中にやわらかいおっぱいが押し付けられて乳首でくすぐられてる!

ぎゅうって、身体ごと押し付けられて全身を撫で回されると、身体がとろけてしまう。

「硬いな、見せて」

今度は服を脱がせてきた!?

「だ、駄目ですよぉ…あ、あとそんな近づいちゃ…」

さっきのボディタッチで身体が弛緩して力が入らない。するするとシャツを剥かれ

すぐに上半身を裸にされてしまった。

「あら、思ったよりごつごつしてないな。」

「ぼ、僕は成長期だからあんまり筋肉をつけても駄目なんですよ」

「そういうとこ気にするのかわいいよ」

ぺろっ

「ひゃううっ」

く、首筋を舐められたぁ!

「な、何を…うむっぅ?」

振り向いたら身体ごと抱き寄せられてキスされた。

舌が口の中に割って入ってきて。僕の舌が撫で回される。

それから強引に絡んできたり、喉の奥に唾液を流し込まれたりして…く、口の中が犯される…。

ディープキスされるのは初めてじゃないけど、されるたびに恥ずかしい気分になって

顔が赤くなってしまう。ウィニーさんはそれを楽しむように目を細めると

より一層激しくむしゃぶりついてくる。

んちゅ、ん、ちゅう、ちゅう、ちゅむ〜

「っは、むぅ…ぷはっ。…はぁ、はぁ、はぁ」

「ごめん、なんかムラムラしてきた」

ディープキスから開放されて、恍惚の余韻にひたっていると

ウィニーさんはその豊満な胸に僕の顔を押し付ける。

ふかふかのおっぱいの顔がサンドイッチされて、呼吸が苦しいけど

それ以上に気持ちいい…ずっとこうされていたくなってしまう。


「ねぇ…エッチしよ。優しくするから」


最初からこれが狙いだったのではなかろうか。

そんな考えも暖かくて柔らかい谷間がとろけさせてしまう。

ぎゅーっと抱いて耳元で吐息混じりの声で誘ってくるウィニーさんは

魔女というより淫魔だ。運動したての汗の匂いでくらくらする。

答えの是非に関係なくもう襲いかかってくるだろう。そういう時のウィニーさんは

目のぐるぐるが一回り多いのだ。

抗えない…。このまま身を任せてしまっても…

「かわいい」

抱き返した僕の頭をウィニーさんがよしよしと撫でる。

ああ、また犯されちゃう…

 

つづき

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